妄想キャンパーのわすれな日記

こ、こんばんは～ー▽ー；

今日は風は冷たかったけど

ポカポカ陽気に春の足音を
感じましたね～

同時に目の奥の違和感と
家族一斉に訴える鼻詰まりにも
嫌な春の足音を感じておりますが

っていうか…

2月ってめっちゃ早い

ですよね

3日の節分が終わったら

今度はお雛様出すので

もう気分は3月

…ヤバイ

 
年越しキャンプの、

つづきです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2014年12月30日～
2015年１月2日(３泊)

１日目

２日目(12月31日)

(6)温暖なひととき…もありました。

(7)大晦日イベントと近づく寒波。

(8)大晦日は紅白。元旦は初日の出と○○○

3日目（元旦）

この日は朝から設営を見直し
可能な限りでの万全の体制(?)
を整えて

午後の強風ピークに備えました。

主にyahoo！天気予報で
（もちろん現地の住所設定をして）

ずっと睨めっこしながら
過ごしてきました。
結構リアルに合ってました。

yahoo！は、３時間毎予想で
0時
3時
6時・・・
みたいな表示なんです。

それの、細かい数字は
もう記憶が定かでないのですが
(ハヨ書かへんからやん)

風速が
12時から強まり(風速5m?6m?)
15時ピーク(風速8m?9m?)
18時おさまる(風速3m)

みたいな。

だから、っていうのは

今思えば
全く大きな間違い

なんですが

｢15～18時の
ピークさえ乗り切れば
夜にはおさまるゾ。｣

みたいな考えでした。

今なら解ります。

正解は、

ピークが分かってるなら
来る前に逃げなさい。

もしくは

ピークが来るまでに
片付け（撤収）しなさい。

ですよね。

何故しなかったんだろう…。


結果を先に言うと、

結局

事なきを得たんです。

テントも壊れなかったし
吹っ飛びませんでした。

なので期待して頂くような
｢他人の不運｣は密の味的な
ほくそ笑むオチもありません。

某・に○ちゃんごめんよ～ｗ

ただ、そこに至るまで

どれだけ

恐怖と迷いと反省があったか

を書き残しておこうと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12～15時は

時折、こうでした。

(9)まだ続く暴風とロッジシェルターのこと。
 

16時。

たまに突風はあるけど

結構、意外とマシになりました。

夫｢今のうち風呂行ってくる？｣

この日ホンマに寒かったんです…

（過去データ検索したら
この日の小豆島

最高気温4℃でした）

フジカちゃんあるとはいえ
とにかく突風の度に
室温が4.5度下がるので

もう身体は冷えひえ

とはいえ、さすがにこの日は
テントを無人にしてはいけないと思い

交替で行くことに。
(温泉は車で数分の宿舎にあります。)

先に、私と娘チームが行き

次に、夫と息子が温泉の間に

女子で夕飯(お鍋)の支度をしよう。

という計画でした。

それでもやっぱり
残してきたテントと家族が気になるし
16時～小一時間しないうちに
せかせか急いで戻ると

夫も息子も
ホカペでめっちゃ寛いでいて

夫｢テント何回か抑えたけど
全然大丈夫やったで
じゃ、サッサと行ってくるわ｣

17時過ぎ。

娘と２人で
さあ野菜を切ろうか…

という状況で

ゴゴゴゴゴ…　　

え、また!?

ブオオオオオ　

バサバサバサｗｗｗ

また、突風の襲来

最初は
｢あ、またや。ヤバイヤバイ｣
くらいだったのが

今ポールを離したら

飛んでいくかも

くらい酷く

テントを揺さぶられ始め

そのうち

止み間の間隔も
どんどんなくなり
容赦なくテントを揺らしてきます

むしろ、私と娘くらいなら
ブワッ！という勢いで
吹っ飛ぶ

かもしれない勢い

外は真っ暗 。

怖ーい（T△T）

車に逃げようにも
夫が乗って行ったし

シャワー室…
も、鍵かけたままやし

（トイレもあったけど…

トイレでもヨカッタくらいかも）

何よりとにかく
今手を離せる状況ではなくて
必死でポールを掴んでました

もう17時半。

18時には

収まるって言ったん誰T△T

誰も“収まる”とは言ってません

収まるどころか
まさに

ピーク真っ只中。

この鉄骨ポールが超冷えひえで
手も悴んで、もう泣きそう

私｢モエ、携帯取って！！｣

片手で必死に操作し
夫に電話するも、やはりまだ入浴中。

管理棟に電話…

と言いたい所ですが

確かお昼頃に
管理の方が回ってこられて
（31日もそうでしたが）

｢お正月なので夕方早めに閉めます。｣

と。(15時?16時？)
さっき覗いた時もすでに不在でした。

あーこんなことだったら
朝のうちに相談して

『キャビン』とか
『トレーラーハウス』に移住するとか

しておけばヨカッタ

と言っても時すでに遅し。

となると
思いつくのは宿舎の方。

『ファミリーロッジ』に
空きがないか訊いてみよう

(いかにもキャンプ場より高そうなとこ。
でも、そんなこと
言ってる場合じゃない。)

必死でHP検索して電話しました。

フロント
｢ハイ。ふるさと村国民宿舎です。｣

私｢スイマセン
今キャンプ場のテントサイトに
泊まってる者なんですが
あまりに風が酷くてね
そちらのロッジに空きがあれば…
と思って
お電話したんですけど｣

フロント
｢ああそうですか！お待ちください！

すぐ調べますね！｣

『ファミリーロッジ』
とは、これです。
結構新しくて別荘みたいなモノ。
（↓パンフより）
 
きっと高い。絶対高い。
1万はする。1万ちょいはするかな。
いや、1万2800円とかするかな。
いや、でもそんなん関係ナイ！
空きがあればすぐにでも移ろう！
夫が｢えー｣って言うかもやけど
もうそこは｢私が出すから！｣って言う！
(…でもいくらするかな)

フロント
｢お待たせ致しました。

空きは、ございます｣

ハルっち、即決だ！

即決するんだ！

私｢わーホントですか！
えっと、そしたら…どうしようかな…
今、主人がそちらの温泉に行ってるので…

(やっぱり念の為訊いとこう。)

あ、ちなみにお値段て
おいくらくらいですかね…｣

フロント
｢1室

1万9440円になります。｣

高っ！！

∑（＝△＝|||
(ザックリ２マン（大汗）)

私｢あ、えっと…
そこが一番お安いお部屋ですかね

とにかく寝れるだけでいいんですけど｣

フロント
｢あ、寝るだけ…でしたらね

『ふるさと荘』っていう
和室の素泊まりがありますよ！

（↓これも新しい建物。パンフより。）

それでしたら…
大人（おひとり）4470円
小人（おひとり）3780円

は、どうですか？｣

私｢あ、ああ…｣

(ちょっと安くなったっぽい…

と見せかけて～
ザックリ…

1マン７センエン)

※但し、後日料金表見たら
　年末年始はどちらも
さらに2160円増でした（汗）

とにかく

1万くらい仕方ない！

と腹くくったのに

余裕の倍料金提示。

主婦の心も揺れまくり

むしろ

テントよりグラグラ

w( ；´Д｀)w


いや、でももういい。

出すわ！

そりゃもう少しでも安い方で
とにかく壁と屋根があればいい。
安心してお鍋食べて、寝れたらいい！

じゃあ『ふるさと荘』の方で…

と返事しようとした時

フロント
｢あ、ただ…

『ふるさと荘』の方は
室内での煮炊き禁止

なんです。

なので、夕飯はどうされます？

キャンプみたいにコンロで調理とか
して貰えないのでね…｣

∑（＝△＝　

な、なぜ我が家が今晩まさに
お鍋にしようとしてたことを
知ってるのか⁉︎

｢ちなみに

『ファミリーロッジ』の方は
キッチン完備なので調理可能です。｣

でも、この状況から小一時間で撤収して
その後、

外食するにしてもお弁当買うにしても

元旦の夜遅くにお店も営業
してるかどうかも分からず

だったら

煮炊き出来る

『ファミリーロッジ』の方が
総合的にいいのかもしれない。。。

私｢分かりました。
主人と相談してまた連絡します。｣

21時だったか（22時だったか）まで
いつでもどうそ～と言って貰えて
少しホッ。



・・・でも・・・

どうしよ～（ノT△TノT）

と言ってる間もずっと手は悴んだまま
寒いし怖いしぶっ飛びそうやし

もう嫌やー（ノT△TノT
（あ、これポールずっと掴んでる
の図↑）

もう絶対

どっちかに泊まる！

風呂上りの夫が何と言っても

絶対撤収する！！

野菜も切る前でヨカッタ！

もー早く帰ってきて～

娘「なんて？どっか泊まるん？」
私「うんあっちの温泉ある方のロッジに」
娘「え！今から高そう」
私「そやねん2万やって…」
娘「え、ニマン⁉︎∑(ﾟДﾟ)」

今の今まで、
色んなイベントが全て無料で
娘「え、これも無料なん⁉︎
ここ、最高やな( ´ ▽ ` )ﾉ」

と何回も言ってた0円からの、
高額提示に娘もビックリ（苦笑）


何度かの電話で

やっと夫と繋がって

夫｢どしたん!?大丈夫？｣
私｢アカンねん、もうヤバイねん｣
夫｢そうなん!?もうすぐ帰るから！｣
私｢うん、とりあえず宿の方
空いてるか訊いてみてん。
帰ったら話すわ！｣

あー。

あとはこれを暴風の真っ暗な中
どうやって片付けるか
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あ！帰ってきた！


…ぁ?…



あれ？




風…


なんか…止んだ？


夫｢大丈夫やった!?｣

私｢大丈夫ちゃうよ｣
娘｢めっちゃ怖かってんから｣

でも…

風……アレ？

夫｢今、風、全然やん（・-・）｣

私｢ううん、さっきまでホンマに

ホンマにめっちゃ

凄かってんから｣

夫｢そうなん（・_・；）｣
 

そして呆然と時計見たら



18：02　でした


まさに、18時や( ´Д｀)


予報通り〜
 
その後も、夫に経緯を話し
暴風ピークを実演し
一生懸命話すも

何せ無風の為
｢へ～。｣程度で
あの緊迫感は伝わらず

そしてもちろんというか何というか

夫｢２マン!?

高っ∑（＝△＝

え、今から片付けて泊まるん!?｣

私｢のつもり、

やったけど…。｣

夫｢え、今からやるん？｣

私｢・・・。｣

完全にピーク過ぎた無風状態

もう｢それでもやるで！！｣
みたいな士気は完全に薄れ

何なら子供たちも
｢おなか空いた～｣

夫｢あれ？鍋の準備は…？｣
私｢いや、だから今すぐにでも
撤収しようと思ってたから…


…お鍋の準備、しよっか｣

放心状態でお鍋の野菜を切り

放心状態で、乾杯。

放心状態で食べたお鍋の味は

温かかったことくらいしか

覚えておりません

が、そのピークの恐怖を知らない夫は

しきりに

夫｢温泉でな、外人さんの親子と
一緒に入って喋っててん
なぁ、カイト｣

みたいなどうでもいい話を
してた事だけは覚えてます

風、止んでヨカッタけど…。

食後はUNOもジェンカもする気せず

｢いっせーのーで、３！｣
「いっせーのーで、5！」
っていう指遊びを、豆１粒賭けて
過ごしました。

ホンマのホンマに怖かってんから…

しつこく訴えてたら

夫、極寒の中、
独りで洗い物してくれてました


これ、バッチリ手元を

しっかり照らしてくれる
超おすすめグッズですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
怖かった心は
照らしてくれませんけどねT＿T
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しんと風が止んだ夜でしたが
何となく寝付けず

夫はホカペでゴロゴロ。

私は明日の撤収に備えて

｢明日の朝食でも作っとくわ｣

とホットケーキMIXと卵を溶いて

“つぶあん”を
忘れてきたことに気付き

中身もネーミングもない
パサっとしたトランプみたいなモノ

をひたすら焼いて

たまに真っ黒にしながら

やっと

最終日の夜を終えました…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なーんや。

と思われたオチなきオチ
だったかもしれませんが

これがもし、風が止まず

もし、テントが壊れていたら。
もし、人が飛んでたら。

こんなことツラツラ書いてる場合
ではなかったと反省すると共に

どうか皆さまも

無理せず、無茶せず

｢早期判断｣

そして｢諦める勇気｣。。。

あとで言うのは簡単なんです。

これを現地で

いつどのタイミングで

したらヨカッタのか…。

何か伝わるものがあればと思い
書かせて頂きました。

ちなみに、風速には

最大風速や最大瞬間風速と

色々ありまして

定義が少し難しいと知りましたが…

過去データ検索すると

この日の小豆島の

最大瞬間風速は18.9m/sでした…

＜目安＞

15m/s　

→取り付けの悪い看板が飛ぶ。

20m/s

→身体を60度に傾けないと立っていられない

　子供は飛ばされそうになる。

まさにその通りでした

諸先輩方も書いてらっしゃいますが

キャンプで怖いのは

雨でも雪でもなく

風です

身を持って体験しました。

とにかく

あーやっと乗り越えました。

あとは撤収して

帰るのみです



つづく。

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